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加治将一さん
今夜のゲストは加治将一さんです。祥伝社文庫から出版された『幕末維新の暗号』(上下巻)を中心にお話を伺いました。
『幕末維新の暗号』
菅原:
西郷隆盛も、この本を読んで初めて知りましたけど、西南の役のときはうつ病だったんじゃないかみたいなね。
加治:
僕は完全にそう思ってますけどね。
菅原:
フルベッキじゃなくて、アーネスト・サトウが会いに行ったら、周りの護衛じゃなくて、監視人が居て、すごく無礼な扱いをしてて、うんうんみたいな、そういうふうな扱いを受けてたと。え? と思いましたけど、じゃあ本当の、西郷隆盛がリーダーだったわけじゃないのかもしれないということですよね。
加治:
多分お飾りだったと。それは僕だけじゃなくて、他の歴史家もいう人が居るんですね。西南戦争のときの西郷さんっていうのはお飾りで、作戦には加わってなかったと。
菅原:
でも、それだったら向こうの人は知ってますよね。
加治:
知ってますよ、それは。
菅原:
薩摩の人はね。やっぱり地元で戦ったわけだし、命懸けで戦って、何万人もそこに関わってるから、西郷がどんな感じで、ぼーとしてたのか、旗振り役でみんなを指令してたのかぐらいは伝承で残ってますよね。だから、そういう意味で、彼はうつ病持ちの人で、それまでも自殺未遂で、自分だけ残っちゃったりとか。
加治:
そうですね。それから引きこもりね。国にすぐ引きこもったり、温泉に引きこもって、みんなが呼びに何回行っても出てこないとか。
菅原:
そういうのがずっと、向こうの人は知っているわけですよね。
加治:
そうですね。
菅原:
薩摩藩だったころの話は。それも文献が残っているわけでしょう?
加治:
ええ、そうです。
菅原:
じゃあ、NHKのドラマばっかり見てちゃ駄目ですね。
加治:
でも、日本はね、どうしても一回歴史上の人物をみんなで英雄にしちゃいますからね。
菅原:
逆にいうと、逆賊にされちゃうとひどいですね。ずっと逆賊のまんまですよね。その名誉復活がまたなされないところが問題ですよね。
加治:
そうだね。僕もだから小説界では逆賊かな、今、私も。
菅原:
そうですか。だって、歴史の闇に光を当ててるわけですから、逆に江藤さんの居た佐賀の人たちからは大絶賛じゃないですか。
加治:
と僕は期待してるんですけど、そういうレターもらったことはないですね、どっからも。
菅原:
そうですか。これ、素晴らしいと思うのは、江藤さんが首切られて、さらし首になったけど、それを復活するためにすごくいろんな人が頑張って頑張って、最後に大正5年に本当にいろんなメダルまでもらえるように、逆賊ではなくて。
加治:
復活してね、名誉回復ね。
菅原:
復活して名誉回復して、完全なる名誉を与えられたと。ここまで行くのに、何十年もかかっているわけですよね。乱があってから足かけ何十年の間、佐賀藩と、それからその人たちは本当につらい思いをしたと。でも、大隈がオッケーと。オッケー言わざるを得ない事情が実は。
加治:
追い込まれたと。
菅原:
実は遠山満なんかみたいなね。遠山満の話はまた太平洋戦争につながっていくわけだから、私たちももうちょっと勉強しなきゃいけないんでしょうけどね。でも、その裏があるから復活できたと。これはやっぱりそのあたりが歴史の本に書いてないから、こんなことが決まってることすら今回初めて。えー? っていう感じで、何だ、この人、首切られて終わりじゃなくて、本当はすごい人だったんだねって。もし生きてたら、明治の法律はもっともっとリベラルで、非常にバランスのある、国際条約とかそういうのにおいても非常にいい働きをこの人はした。
加治:
僕もしたと思うのね、それは。
菅原:
ねえ。一番法律に明るいですよね。
加治:
これは切れ者ですよ。
菅原:
ですよね。こんな人を殺しちゃって、ひどいなっていう感じがしますよね。今この人が居たら。
加治:
本当に世の中変わってるね。
菅原:
今日本には、人材不足ですけど。
加治:
不足どころでないね、これは。
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