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吉岡英介さん

今夜のゲストは吉岡英介さんです。ドニエプル出版から出版された『日本新生、さらば核発電』を中心にお話を伺いました。
『日本新生、さらば核発電』
菅原:
日本人に向いてるのは、地熱を利用したりして、温泉の200度の温度をもうちょっと温度を上げるだけで、簡単に地域の暖房ぐらいならすぐできます。電力もつくれます。そっちのほうなんかは、日本人の工夫の延長上ですぐできることだから、そんなに1,000メートルも、長くても200メートルぐらいでオーケーだよみたいなの、本当は実際ありますよね。
吉岡:
原子力は日本人に向いてないっていうよりも、実は原子力っていうのは、この本にも書いてるように、核のエネルギーを出すということが、そもそも生命体にとって向いてないんです。だから、世界中どこでも、本当は向いてないんですね。宇宙人も生命ですから、宇宙人はUFOで飛んでるという話ですけど、あの人たちも核の扉は開けられないんです。開けたら閉じられないんです。生命と違うんです。だから、そこのところをみんなが分かれば、やめようと思うし、積もってくる廃棄物どうするんだって、どうしようもないじゃないですか。
菅原:
今だってどうしようもないまんまですよね。
吉岡:
もうあふれるわけですから、まだやってるの? って話ですね。
菅原:
だから、本当に深く掘って埋めるっきゃない。それ以外の方法はないでしょう? っていうことですよね。
吉岡:
日本海溝に投げ捨てるか。
菅原:
日本海溝に投げ捨てるっていうアイデアだって、決断できないでしょう?
吉岡:
それをやったら、国際問題とか、いろいろあるでしょうし。
菅原:
だから、外の海溝なんかだったら、海にまず持って、カスケード入れて、投げ捨てることは、他の国が許さないでしょうね。
吉岡:
今の国際情勢では、いいですよという国はないでしょうね。
菅原:
本当に許されるのは、深く掘って埋める以外は、方法はないわけですよね。
吉岡:
今のとこはそうですね。将来的にも、核の扉を閉じるということは、まずできないです。われわれ生きてる生命体はケミカルなエネルギーのレベルですから、核のエネルギーレベルをケミカルで閉じ込めるということは原理的にできないんですよ。
菅原:
そういうできないことに、悪魔のささやきじゃないけど、手を出しちゃった。そういうことですよね。
吉岡:
もとは、ですから、原爆から来てますからね。
菅原:
いろいろ詳しいお話、伺ったんですけども、本当に地球人にとって、宇宙人にとっても、核というものは、一回ふたを開けて、パンドラの箱を開けたら、パンドラの箱を閉じることができない恐ろしいものだということ。そのことをどうやって私たちがちゃんと真摯(しんし)に受け止めるかということですね。

出版社は、ドニエプル出版。これは、ドニエプルってロシアの名前ですか。
吉岡:
そうですね。ウクライナの川の名前ですね。
菅原:
そうなんですか。じゃあ、この出版社はチェルノブイリとかと関係あるんですか。
吉岡:
そうですね。何かの救援活動をされてる方が社主ですね。
菅原:
じゃあそういうことで、核問題には非常に意識が高い方。
吉岡:
そうだと思います。
菅原:
たまたま偶然にお会いになって、本を書きませんかっていわれたということなんですね。
吉岡:
はい、そうです。
菅原:
この本はオールカラーでとっても読みやすくて、それで、特に、今、社会的に問題になってるのは、なぜ核を止めなくちゃいけないかっていうところが分かりにくいと。そういうの、一般的にありますよね。ここでは7つの理由を出して、だからいらないんだよっておっしゃってますけど、この7つ、なぜいらないのかっていうとこを簡単にさささっと教えていただきたいんですけど。まず核発電が駄目な理由のナンバーワンは、本当は5~6円っていうのはうそだよってことですね。
吉岡:
そうですね。エネルギー庁が、2010年に、5円から6円ですよっていうのを国民に向けて発表してるんですけれども、はっきりいってこれが大うそなんです。
菅原:
大うそつき。
吉岡:
うん。原子力発電は経済的に成立していないんです。だから、もうやる必要、っていうかやるべきでないんですけども。なぜ5~6円にしてるかっていうの、いろんなごまかしがありまして、今度の事故ではっきり分かったのは、事故に対する補償ができないということなんですね。
菅原:
だから、事故の補償をしてもらってないですよね。
吉岡:
そうですね。
菅原:
福島にしても、妊産婦と幼児、赤ちゃんに、合計20万とか、何それみたいなね。私、1,000万ぐらいは1人当たり補償されるんだろと思ってたんですよ。なぜかって、チェルノブイリがそのくらいだって聞いたんで、そしたら、そんなの、たったの20万っていう話ですよね。これなんですか、補償費が入ってないんですか。
吉岡:
資本主義経済で、いろんな仕事が成立するときに必ず保険をかけるんですが、自動車でも保険をかける。保険がかけられないんですよ。それで、かけなくていいことになったんですよ、やるときに、この原子力発電をスタートするときに。政府が、もしなんか起きたら政府が全部面倒見ますっていう一札入れて、そして、電力会社が納得したということがあって、事故が起きても知りませんということになってるんです。